昭和三十七年二月、住吉神社外苑の小高い丘に殉国の霊碑が建設された。
建立発起人は早岐桜星会代表、執行不可止氏である。
日清、日露戦役から太平洋戦争に至る早岐地区戦没者の慰霊碑である。
慰霊祭は殉国の碑慰霊祭奉賛会、住吉神社氏子総代会、広田地区戦友会、遺族会早岐支部、ほか有志により行われてきたが、世代交代とともに次第に先細りの状況であった。
こうした事から、住吉神社総代会、及び奉賛会有志は早岐自治連に対して、慰霊祭施行を要請した。
自治連では種々討議の結果、自治会を主体とした実行委員会を組織して、慰霊祭を行うこととし、昭和五二年十一月から殉国の碑慰霊祭実行委員会の主催として、毎年十一月に神式に依る慰霊祭が続けられている。